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澤田華 「見えないボールの跳ねる音」

商品説明

作家:澤田華
アートブック「見えないボールの跳ねる音」

38.5 × 38.5 × 3.5 cm
73sheets

制作年 2019年
著者 澤田華
論考 副田一穂(再録)
デザイン 芝野健太
撮影 麥生田兵吾(展示風景)/画像提供 Gallery PARC

バインダー製本
限定100部

Hana Sawada’s Artbook: Bouncing Sounds of an Invisible Ball

size:38.5 × 38.5 × 3.5 cm
73sheets

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写真に写っている物体を指差し、「これは何か」と問う。その時問われている「これ」は、被写体なのか、色彩なのか、意味なのか、印刷(インクの網点)なのか……写真が現実そのものではなく、その不完全な対応物であるがゆえに、問いは連鎖してゆく。

このアートブックは、2018年に京都のGallery PARCで行なわれた澤田華の展覧会「見えないボールの跳ねる音」の展示物および記録写真を、本という媒体を通じて新たに構成したものである。澤田は、ある本に載っている写真の中で、コメディアンのローワン・アトキンソンが右手に持つ円形の物体や、左手に写る黒い影のような部分について、「これは何か」と問い続ける。決して正解へと至らず分裂し、入れ子状になってゆく問いに、「ポスト真実」の時代の、主観的なイメージ=情報の無限の連鎖の姿を見て取ることもできるだろう。
記録写真内の展示物を模すかのように、この本では、壁面に使われる素材、ケイカル板が支持体に使われている。そこに綴じられているのは、ピンチ・イン/アウト、サイズ、プロポーション、色彩、テクスチャー、印刷方式を異にするさまざまなイメージとテクストである。紙片をめくるごとに、ウェブブラウザで突然ポップアップ・ウィンドウが開くように、カットは階層を自在に移動し、大胆不敵に切り替わる。紙片を経巡ることで読者は、写真についての終わりなき問いの旅程に同行することができる。 
巻末には、展覧会及び作家の基本資料に加えて、副田一穂(愛知県美術館学芸員)による展覧会レビュー「再現の際限」を収録。

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作家情報|Artist info
[商品コード ] SH1-03-001

澤田華 「見えないボールの跳ねる音」

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