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大﨑のぶゆき [m@p] スタンダード 2021

商品説明

「記憶や思い出をユニークピースでありマルチプルだと考えている」と語る大﨑。

2020年リリースのプランに続き、2021年版を期間限定で実施いたします。販売受付期間は展覧会[m@p]meet @ post開催期間中12月26日(日)までです。

ロット:3
販売価格:¥55,000(税・送料込み)

作家テキスト|大﨑のぶゆき 



僕は記憶や思い出について、ユニークピースでありマルチプルだと考えている。これらは個人にとって間違いなく唯一のものであるのだが、他者の記憶に触れることは、自分自身と繋がって転写していくようにも感じる。

現在、文化庁の新進芸術家海外研修制度でシュツットガルト(ドイツ)に滞在している。この研修が決まったのは2020年4月、COVID-19が世界中で蔓延し始めた頃だ。5月には緊急事態宣言が発令され、いったい世界はどうなるのだろうか?行くべきか、行かざるべきか、いやそもそも出国できるのだろうか??という悶々とした日々を僕は過ごすこととなる。11月にはドイツ全域で2回目のロックダウン、ビザの申請はしたがはたして入国できるのかどうかよくわからない。そして年が明け、渡航日が近づいてきたが、状況は好転することもなく約1年経っても変わらなかった。日本にいてもステイホーム、籠るなら知らない土地でもどこでも一緒じゃないか、この全世界的な厄災の最中にわざわざ日本を出て、知らない街で滞在する経験なんて今後の人生で絶対ありえなくない?ってことで、僕はロックダウン中のシュツッドガルトに行くことにした。ドイツには以前から何度も来ているが、シュツットガルトは初めての街だ。シーンと静かな誰もいない繁華街に来て、右も左もわからないこの街にしたことに少し後悔しながらこの滞在は始まった。

描かれたイメージは、滞在中にiphoneで撮りためた写真からだ。友人や友人の友人、お隣さんの老夫婦、滞在で出会った人々など、パンデミックの状況であっても彼らとの出会いと助けで僕は普通に暮らしている。『今後の人生で絶対ありえなくない?』と思った滞在も時間の流れと共に思い出となっていくのだろう。流れ出し変容するような記憶のイメージを「ポストカード」をコンセプトに制作している。ポストカードとして送られたカード(作品)は、必然的にスタンプや郵送時につく傷、凹みによって距離や時間、記録が内包される。マルチプルとして制作されたカードそれぞれは、ユニークピースとなって届けられるのだろう。この「記憶と痕跡」のポストカードは、僕のトラベルジャーナルの断片として機能する。



■お届け内容
・作品名:<Postkarte 1~4-21> 
 ドイツから発送された写真が貼られたボール紙 / 2021

・「untitled album photo」の作品集(120p、フルカラーを予定)


|参考画像|
<Postkarte 1-21> 
「untitled album photo」作品集
作家情報|Gallery PARC

作家ウェブサイト
http://www.nobuyuki-osaki.com/
[商品コード ] ON1-01-003

大﨑のぶゆき [m@p] スタンダード 2021

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ご購入受付期間:2021年12月26日まで

発送予定:2021年1月

*大﨑のぶゆきがドイツの滞在先から購入者へ直接郵送いたします。このプランに限り、作品は4点同時に発送させていただきます。

*「untitled album photo」作品集のみGallery PARCからお送りいたします。